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「子どもはかわいいけれど、子育てってしんどいなぁ」、「どうして私の言うことを聞いてくれないの?」などなど、子育てに関するたくさんの悩みや不安、誰しも一度は持ったことがあるのではないでしょうか?
でも考えてみてください。お子さんが今、3歳なら親になってあなたもまだ3年。わからないことだらけで当然なんです。不安や悩みがあるのは何もおかしことではありません。
「子育てって楽じゃないけど、楽しいなぁ!」って思ってもらえるように、園長の僕自身の子育て経験や偉大な先人の知見を頼りにした心がス~ッと楽になる子育て論を載せています。
子育てにしんどくなった時、どうすればいいのか分からなくなった時には、ぜひ一度覗いてみてください。「へぇ~、そうなんだ」、「なるほど~!」と気持ちが楽になるかもしれません。僕の「子育てあれこれ」が少しでもみなさんの子育てに対する不安や悩みを軽減できる薬になってくれれば嬉しいなぁって思います。
子育てあれこれが書籍として出版されました!
理論と実践から学ぶ『読んでよかった』と思える子育ての本 田中文昭 著

結果ではなく過程に目を向ける!

大人の思うように子どもはなかなかすんなりと成長してくれません。「この前言ったでしょう」、「なんでできないの?こんなこと」などと安易に言っていませんか?本当にお子さんは成長していないんでしょうか?
大人は往々にして結果にしか目をやっていない場合が多くあります。「できる」か「できない」かの2通りで判断してしまいがちです。もっと子どもの「過程」に目を向けてみると意外な子どもの成長に気づくことがあります。
例えば、幼稚園に入園したてのころ、なかなか部屋まで行けなかったとします。最初はクラスの前で「え~ん、え~ん」と泣いて、お母さんから離れませんでした。でも次の日はお部屋から少し離れたところでお母さんと離れることができました。結果だけを見ると門のところで「離れられなかった」ということになりますが、過程に目を向けるとクラスから少しですが門に近づいたところでお母さんと離れることができていますよね。
簡単にいうとこの距離が子どもの成長なんです。「結果だけではなくその過程を見てください」というのはこの距離のところに目を向けてあげてほしいということです。このわずかな違いがお子さんの成長です。
こんな時には抱きしめて「今日はお部屋から少し離れたところまで我慢できたね。もう少しでお母さんとバイバイできるね」と褒めてあげてください。
わずかな成長を認めることが子どもをやる気にし、勇気を与えることにつながります。