HOME > やまなみ幼稚園へ入園をお考えの方へ > 子育てあれこれ




「子どもはかわいいけれど、子育てってしんどいなぁ」、「どうして私の言うことを聞いてくれないの?」などなど、子育てに関するたくさんの悩みや不安、誰しも一度は持ったことがあるのではないでしょうか?
でも考えてみてください。お子さんが今、3歳なら親になってあなたもまだ3年。わからないことだらけで当然なんです。不安や悩みがあるのは何もおかしことではありません。
「子育てって楽じゃないけど、楽しいなぁ!」って思ってもらえるように、園長の僕自身の子育て経験や偉大な先人の知見を頼りにした心がス~ッと楽になる子育て論を載せています。
子育てにしんどくなった時、どうすればいいのか分からなくなった時には、ぜひ一度覗いてみてください。「へぇ~、そうなんだ」、「なるほど~!」と気持ちが楽になるかもしれません。僕の「子育てあれこれ」が少しでもみなさんの子育てに対する不安や悩みを軽減できる薬になってくれれば嬉しいなぁって思います。
子育てあれこれが書籍として出版されました!
理論と実践から学ぶ『読んでよかった』と思える子育ての本 田中文昭 著

整理上手な子どもにするためには

家庭でのしつけの一つとして片付けは非常に重要なことです。でも残念ながら年々片付けられない子どもが増えてきています。多くのお母さんが勘違いされていることに、子どもだから片付けられない、と思っている事があげられのではないでしょうか?決してそうではありません。親の働きかけ次第で子どもは進んで片付けることができるようになります。子どもはどのような状態がかたづけできていて、どのような状態ができていない状態なのかがわかっていません。ある意味、おもちゃが手に取れる範囲に散らばっている事がきれいな状態だと思っている子どももいます。このように親の思っている事と子どもの思っている事が違っている場合が往々にしてあるわけですから、親が片付ける事を子どもに導いてやるというスタンスが必要不可欠です。まずは親が片付けやすい環境を用意し、子どもにもわかりやすいようにしてあげることが大切です。具体的には片付けたものが見えるようにしてあげたり、収納する場所におもちゃの写真などを貼っておく事などが有効です。分類わけして片付けるようにするには例えば動物の絵を利用するとした場合、きりんの箱にはブロック、象の箱には人形などというようにしていくと子どもにわかりやすいのではないかと思います。色をつかって分類させるのもこどもには有効だと思います。片付けの基本は『片付けなさい』と子どもに強要するのではなく、まずはお母さんが一緒になって教えながら片づけをお子さんとすることから始めてください。片付けのタイミングも重要です。例えば、ご飯の前におもちゃで遊んでいて、そのままの流れでご飯を食べ始めると子どもは片付けることをしなくなります。習慣付けるためにも一つ一つの活動が終わったら片付けるようにすることが大切です。また片付け終わったら、子どもに必ず話をしてください。例えば『きれいになったね』、『きれいになるととっても気持ちがいいね』、などのようにこれがきれいな状態で、これは気持ちがいい事だという事を子どもにわかるように説明してあげることが大切です。またがんばって片付けられたということをほめてあげることも忘れないようにしてください。片付けは遊びの最後のしめくくりです。けじめをつけさせるという意味でも習慣づけることが大切です。子どもの成長にとってはなくてはならないステップであるという認識を親が持つ必要もあります。
片付け始めるタイミングはすぐに『もう終わり!片付けなさい』ではなく、『○○が終わったら片付けましょう』とか『あと○○で片付けましょう』などのように早めに片づけをアナウンスしてあげることがスムーズに行動を起こさせるコツです。