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「子どもはかわいいけれど、子育てってしんどいなぁ」、「どうして私の言うことを聞いてくれないの?」などなど、子育てに関するたくさんの悩みや不安、誰しも一度は持ったことがあるのではないでしょうか?
でも考えてみてください。お子さんが今、3歳なら親になってあなたもまだ3年。わからないことだらけで当然なんです。不安や悩みがあるのは何もおかしことではありません。
「子育てって楽じゃないけど、楽しいなぁ!」って思ってもらえるように、園長の僕自身の子育て経験や偉大な先人の知見を頼りにした心がス~ッと楽になる子育て論を載せています。
子育てにしんどくなった時、どうすればいいのか分からなくなった時には、ぜひ一度覗いてみてください。「へぇ~、そうなんだ」、「なるほど~!」と気持ちが楽になるかもしれません。僕の「子育てあれこれ」が少しでもみなさんの子育てに対する不安や悩みを軽減できる薬になってくれれば嬉しいなぁって思います。
子育てあれこれが書籍として出版されました!
理論と実践から学ぶ『読んでよかった』と思える子育ての本 田中文昭 著

適度な子どもへの関わりってどのくらい?

我が子への関わり方って本当に難しいと思います。全く無関心で関わりを持たない放任ではダメだし、過度に関わると過干渉となってしまうし・・・
国立教育政策研究所が「キレるこども」の原因分析をしていますが、「キレるこども」はどうやら家庭での養育態度に問題があるというような結果を出しています。放任や過干渉、過度の要求、言いなりなどがあげられています。結局のところ極端な育て方はよくないということがこの研究から示されたことになります。でもどれぐらいが適切な関わりか?といったことは示されたわけではありません。放任の対極を過干渉だとすればその中間ぐらいの関わりがよいのだということはわかりますが、ではどれぐらいが中間に相当するのかは不明です。これは人によって感じ方が変わるわけですから一様に「これぐらいでこうすればよい」ということは言えません。
つまり子ども一人ひとりの状態を観察して接し方を考えなければならないということです。ですから「どのような接し方がよいのか?」ということを考えるよりも今の自分自身の接し方を振り返ってみて「自分の接し方が子どもにどのように受け止められているか?」と考えてみることが、我が子にとって一番良い接し方を見つける方法となるのではないかと思います。
自分の接し方を「ダメだ」とか「完璧だ」などと思わずに「我が子にとってどうなのか?」という目を持つことが大切なのではないかと思います。