ハート・リンク・アクティビティーズ

ハート・リンク・アクティビティーズ
(やまなみ幼稚園保護者支援システム)

 やまなみ幼稚園には、保護者支援を目的としたサポートシステムがあります。このシステムでの大切な柱は保護者のみなさんと私たち保育者は「子どもの成長・発達を願う者同士である」ということです。

 やまなみ幼稚園には私たち保育者が大切にしている3つのキョウカン「共観・共感・共関」があります。私たちはこの3つのキョウカンを保護者のみなさんと共有するために日々の保育を振り返り、よりよい実践となるように自己研鑽しています。また、保護者のみなさんにも子育てを通して親として成長してもらえる機会の提供と仲間づくりを支援することが私たちの役目として大切ではないかと考えています。「子どもの成長・発達を願う者同士」が子どものことを一緒に考えることで、子どもを中心にして“みんながつながる”と信じています。

 保護者のみなさんが、ハート・リンク・アクティビティーズを体験することで、次にあげるような子どもに関するいろいろな気付きを得る機会や自分自身を振り返る機会、そして仲間とつながっていける機会になることを願っています。
  • 我が子の発達に気付く
  • 我が子の育ちに期待をもつ
  • 幼児理解を深める
  • 保育理解を深める
  • 自分自身のあり方を考える
ハート・リンク・アクティビティーズを通して、子どもと保護者と保育者がつながり、それぞれが響き合い、共に育つ機会になればいいなぁっと思っています。
  • 保育参加(子どもとあそぼう)
     保護者のみなさんが一日保育の中に入って、子どもと一緒に活動することができます。我が子の意外な姿を発見したり、子どもの多様性を感じたりすることができます。また、園の教育内容を体験を通して理解することができます。この活動は2012年に朝日新聞に取り上げられました。
  • カウンセリング(子育てなんでも相談)
     子育てだけではなく、自分自身のことなど、生活する上で不安に思うようなことならどのようなことでも、心理士(公認心理師、臨床心理士)に相談することができます。
  • 保育ボランティア
     園の行事を体験することができます。園行事にボランティアとして関わることで、園行事の中で子どもがどのように過ごし育っていくのかを知ることができます。
  • 教育相談
     園長(臨床発達心理士)をはじめ、保育主任が子育ての相談に応じます。
    「泣いて登園してくる子どもにどうしたらいいの?」、「おむつを取るにはどうしたらうまくいくの?」などお母さんが困っていることに効果的な方法を示しアドバイスしています。
  • 保護者サークル
     保護者のサークル活動があります。コーラスや習字、リフレッシュ同好会、ハンドメイド同好会があり、それぞれが学年の枠、在卒園児保護者の枠を越えて活動されています。
  • 輪になってあそぼう
     未就園児親子を対象とした子育て支援プログラムです。全国的にも珍しい取り組みでその効果は日本保育学会や教育心理学会でも発表しています。