先生の学び
2019.01.21
公立幼稚園の研修会の助言者をつとめました

先日、大阪市の公立幼稚園の研究大会があり、実践発表の助言を行いました。

近年、幼稚園を取り巻く環境において、発達に課題を抱える子どもが増えてきています。従来は保育者の経験に基づき、園内の自助努力によって解決を図ることが一般的でしたが、現状では、そのような対処的な方法では、解決できない問題が増えてきています。保育者の質の向上がさけばれて久しいですが、保育者が理論を学び、どのようなところに視点を置いて、どのように考えるのかを学ぶことで、適切な援助となり解決の方向に向かうことになります。そのため、どのように考え、現象をとらえるのかを保育者は学ぶ必要があります。今回の実践発表は支援とはどういうことであるのかを理解して進められていたために、解決に結びついていましたが、経験則だけに従っていたのであれば、解決は困難であったと考えられます。これからの保育には、エビデンスを意識し経験を重ね、現象を捉えていくことがとても重要であると思います。
やまなみ幼稚園 園長