先生の学び
2024.01.31
先生の学び【カプラ研修】

先日、YELL(株)のサカニシ様をお招きして、乳幼児の造形遊びに関する研修に参加させていただきました。今回は1:3:15の黄金比率とフランスの海岸松から誕生したKAPLAブロックをテーマとして、その遊び方や保育現場での実践方法をご教授いただきました。

導入として、予備知識なしでどれだけ高く積み上げられるかの競争を全職員で行った後、組み立て方の技術指導を受けながら「UFO」、「キリン」、「ナイアガラの滝」と徐々に難易度の高い作品に挑戦させていただきました。なかでも「ナイアガラの滝」は一度失敗してしまうと連鎖的に他のブロックも倒れてしまうドミノ式の作品だったため、全職員が集中の極致にありましたが無事に成功し、みんなで感嘆の声をあげました。私自身この感動を子どもたちと共有できたらとイメージを膨らませながら取り組んでいました。

最後にその日使ったKAPLAブロックを一斉に片づけました。その際にこの魔法の板の持つ「音」の力にも気付かされました。ブロック同士の澄んだ響きがまるでメロディーに感じるくらい心地よく、片付け終わるのが名残惜しいと思ったほどです。箱から取り出してから片付けるまで楽しめるのがこのKAPLAブロックの魅力であると感じた瞬間でした。

この研修を通して、全職員が本当に心を弾ませて取り組んでいたことが印象的でした。この日の感動を子どもたちにも伝えていき、実践していきたいと思います。そして、KAPLAブロックの技能向上だけではなく、子どもたちの成長を導いていくための判断材料をこの研修から学び、日々の保育の発展につなげたいと思います。(文責:西山)