先生の学び
2025.12.25
先生の学び【2学期 造形研修】

 先日、和歌山大学より丁子かおる先生にお越しいただき、「造形研修」を実施しました。
今回の研修では、パスや空き箱、ケント紙といった園生活で馴染みのある材料を使い、まずは保育者自身が「素材と仲良くなる」ことからスタートしました。

活動の中では、保育者も子どもたちの気持ちになって、純粋にワクワクしながら制作に取り組みました。パスを力強く塗り重ねた時の色の深みや、空き箱を組み合わせた時に偶然生まれる不思議な形。それらに触れて心を動かす経験を通して、子どもたちが頭の中にあるイメージを形にして楽しむプロセスの大切さを、改めて肌で感じることができました。

ただ作品を「作る」ことだけを目的とするのではなく、一つの発見が次のアイデアを呼び、子どもたちの遊びをつなげていく活動へと広がるよう、私たち保育者がどう関わるべきかを深く考える貴重な機会となりました。

今回の学びをこれから迎える作品展や、これからの造形活動につなげていきたいと思います。(文責 高野)