研究・実践発表
2021.11.05
日本発達支援学会で研究発表をしました
10月末に開催された日本発達支援学会で、常磐会短期大学の糠野先生と当園の心理カウンセラーの拜郷先生の3人で研究発表(口頭発表)を行いました。内容は、当園が実施している、チェックリストによる発達支援によって保育者がどのように変容したのかについて発表しました。このチェックリストは2種類あり、保育者が主観によって記入するものですが、主観であるがゆえに、自身の子どもへの関わりや子どもを取り巻く環境に対して振り返りをしやすいというような特性が明らかになっています。本研究では、その変容に至るプロセスについて、どのようなことが契機となってどのように変容していくのかについて、を明らかにしています。保育者は日々、保育実践を振り返る存在であらねばならないのですが、どのようなものを指標としてどのように振り返りを行うのかが重要となります。そのような意味では当園が使用しているチェックリストはその指標となりうるものであり、保育者がチェックリストを用いることで、支援の方向性が明確化し、保育者自身の言動に変化が見られたり、付加的な活用が見られたりしていました。しかしながら、チェックリストの結果を読み解き、子ども達に還元することが難しいことが明らかになりました。この課題については、心理カウンセラーと保育者が互いの専門性を認識し協働することで、チェックリストが有効な支援ツールへになっていくものと考えられます。このような支援体制を確立するためには園長の運営者としてのリーダーシップと保育者への丁寧な導入説明が必須であろうと思われます。
 子ども達への直接支援とともに、当園ではこのような園組織としての保育者への支援を行うことで、間接的な方向からも子ども達への支援にアプローチしていきたいと思います。

やまなみ幼稚園 理事長・園長 田中 文昭