研究・実践発表
2026.10.06
学会誌に論文が掲載されました!
このたび、日本発達支援学研究に私の論文が掲載されました。
当学園では、5年前より児童発達支援事業所の運営を開始し、保育施設と児童発達支援事業所が連携した、一貫性のある発達支援の実現を目指して取り組んできました。
本研究では、保育施設と児童発達支援事業所を併設・運営する、同様の環境にある4名の施設管理者を対象にインタビューを実施し、質的分析を通して、両事業の連携における意思決定過程や管理者の思考の特徴を明らかにしました。その結果、連携を促進する要因と抑制する要因を整理するとともに、施設管理者が両者の連携体制を構築し、一貫した発達支援へとつなげていく過程を可視化することができました。
子どもの発達を継続的かつ包括的に支援していくためには、保育と療育が分断されることなく、互いの専門性を生かしながら協働する体制づくりが重要です。本研究で示した運営体系や連携プロセスは、今後、同様の取り組みを検討される施設にとって、有用な指針の一つになるものと考えています。また、本研究を通して、施設管理者が連携に向けてどのような視点で判断し、どのような未来像を描いているのかについても明らかにすることができました。保育施設と児童発達支援事業所の一体的な運営や連携を目指す方々にとって、実践を進める上での参考となる内容となっています。

やまなみ幼稚園 理事長・園長 田中 文昭