心の教育
幼児期は二度と戻ってこない
「あの時、こうしておけば・・・」では遅い。だからこそ確かな教育を。
やまなみ幼稚園は、当園の子ども達が
  • 自ら学ぼうと
    する意欲
  • 人間関係を
    築ける力
  • 物事の善悪を
    判断できる力
  • 他人を
    おもいやる
    気持ち
  • 他人への
    感謝の気持ち
を持った大人になってほしいと”願いを持って”保育をしています。
 幼児期に心を育てることが大切だと言われていますが、どのようにすると人の心は育つのでしょうか?
私たち、やまなみ幼稚園では“心を育てる”上で大切なことは教え込むことではなく、子ども達が気付ける環境を用意することだと考えています。
 保育ではこのような考えのもと、子ども達が自分たちで気付き、主体的に活動に関わっていける保育を実践しています。
 地域との交流会、異年齢保育、誕生日のボードetc・・・子ども達が気付き、自ら進んで行動できるように保育環境を構成しています。
考えぬかれた保育内容だから、たった3年間で子ども達の心は育っていきます。
 たとえば、誕生日の子どもがいたとしましょう。そのクラスの子ども達に「今日は○○ちゃんの誕生日です。みんなでおめでとうって言ってあげましょう。サンハイ、おめでとう!さぁ、拍手しましょう。パチパチ」というような光景はひょっとしたらよく目にするものなのかもしれません。でも本当にこんなことで子どもの心が育つのでしょうか?育たないと思われます。先生がしようと言っていることであって子どもが本当に「おめでとう」って思ってしていることでしょうか?そうではありませんね。本当にお祝いしたい!と思ったら拍手は、自然と出てくるものではないでしょうか?先生は子ども達がそう思える環境を作っていくのが役目で、決して子ども達に拍手しなさい!というのが役目ではありません。では、どうしたら子ども達がおめでとうと本当に思ってお祝いしてくれるようになるのでしょうか?
 当園ではこんな感じでしています。毎朝、園の入口にある誕生日おめでとう!と書いたボードにその日の誕生日の子どもと担任が一緒にとった写真を掲示します。登園してきた子ども達は必ずそのボードを目にします。写真をみた子ども達は自分の知っている友達だと口々におめでとう!と言ったり、「今日、○○ちゃん、誕生日なんや、おめでとうって言ったろ」などといろんなことを口にして眺め、部屋に入って行きます。
 私たちは子ども達に一言も「おめでとう!と言ってあげなさい」とは言っていません。でも自然と子ども達はおめでとう!と言っています。字の読めない年少の子どもも写真をみて「○○ちゃんの誕生日」と言って「おめでとう!おめでとう!」と言えるようになっています。どうですか?先生が「お誕生日おめでとう!って言いましょう」というのが正しい役目でしょうか?決して間違っているわけではありませんが、当園で実践していることの方がより子どもの心が育つ環境になっていると思いませんか?