先生の学び
2023.04.22
園内研修 【造形研修】

先日、和歌山大学の丁子先生を園にお招きし、乳幼児の造形遊びに関する研修をしていただきました。今回は「粘土遊び」をテーマとし、粘土を使った様々な造形遊びやその指導方法について教えていただきました。

粘土は、可塑性の高さや感触の気持ち良さから、低年齢の子どもたちにとっても扱いやすく、楽しむことができる題材です。幅広い年齢の子どもたちが使用するからこそ、年齢や発達、活動のねらいに応じた粘土の種類の選択や遊び方の工夫が大切だと改めて感じました。

 実技研修では、油粘土と片栗粉粘土・小麦粉粘土を使った遊びを行いました。前半は、子どもたちにとっても馴染みのある油粘土を使った遊びについて教えていただきました。油粘土を集団遊びとして活用するには、机全体などの広いスペースを準備するというような環境の工夫が必要だと学びました。教職員も、立ちあがって身体全体を使って楽しむ姿がありました。後半では、片栗粉や小麦粉の素材から粘土をつくる研修を行いました。感触が気持ち良い粘土をつくるには、水の配分が重要であることを学びました。水の量によって異なる粘土の感触を楽しみながら、粘土づくりに没頭する教職員の様子が見られました。

 今回の研修を通じて学んだことを保育に活かし、子どもたちにも粘土遊びを楽しさを伝えられるようにしていきたいです。(文責:宮内)