先生の学び
2024.04.02
先生の学び【造形研修】

先日、和歌山大学の丁子先生をお招きし、乳幼児の造形遊びに関する研修をしていただきました。今回の研修テーマは、「共同で描く」です。
一人一枚の絵を描くことももちろん楽しいですが、みんなで一緒に描くことの充実感や達成感を今回の研修を通して、私たち保育者も味わうことができました。まずは、割りばしや乳製品のペットボトル容器を使ってスポンジ筆を作り、乳児の共同で描く遊びを楽しみました。スタンプのように押したときの感触や線を描いたときの滑らかな描き心地が気持ちよく、身体全身を使ってダイナミックに描くことができました。幼児の共同で描く遊びでは、様々な形や大きさに切った模造紙を繋げ、“海の世界”をテーマとした絵を描きました。活動中は教員同士で話をしながら、童心にかえって和気あいあいと取り組むことができました。また、自分が描いた絵をきっかけに他の人が集まってどんどん海の世界が広がってきたり、描いた絵を互いに褒め合ったりなど共同で描くことの楽しさを、身をもって体験することができました。
 今回の研修により、一つのものを共同で描く経験をしたことで、教員同士のつながりがより強くなったように感じました。そして、共同で描くことは、他者とのつながりを深める素敵な活動だと改めて認識することができました。研修で学んだことを活かし、子ども同士のつながりを深められるよう日々の保育を行っていきたいと思います。(文責:宮内)